情報処理安全確保支援士はサイバーセキュリティの国家資格。

秋の試験を 2024-10-13 に受けて1、その結果の発表が年末にあった。合格していた。手応えを踏まえるとまずまず順当という感触もあるけれど、合格という熟語を見せられるといくらか明るい、めでたい気持ちになる。

資格名が表すとおりの能力を資格が証明すると信じきれていないところもある。とはいえ、もし資格が証明する能力があるとしたら、それは試験の要項を読んで、準備して回答することのできる能力のほうにもありそうだ。有資格者を名乗るためにはさらにライセンス取得が必要だ。そしてそれは有償。

わざわざ代金を支払って国家の認証を受けられるということ、それは面倒な雑務にほかならないようでもある。そうはいっても、雑務のないところに実務などないわけだから、あんがいこの資格は実務能力をはかることに奇妙な成果をあげているのかもしれない。

あらゆる実務とは雑務である。なければなくてもいい。あのひとは実務家だ、なんて呼ばれてもあんまりうれしくはならないのと似て、持っていても「はあ」となるのがせいぜい、となりそうな資格試験を通った話。