金曜日の夜にサントリーホールにコンサートをききにいった。

このまえのAプログラムに続いて、勢いあるペトル・ポペルカさんが指揮をとる。演目は前半がモーツァルトのコンサートアリアと交響曲第25番、後半がシューマンの交響曲第1番。メゾ・ソプラノのソリストはエマ・ニコロフスカさん。

うつくしい演奏だったとおもう。それ以上に能動的にのめり込んでいくことはできなかった。たのしみにしていた演目だったのに、ただ通り過ぎるだけのように終わってしまったことをすこしさみしくおもった。

金曜日の夜だから疲れているという以上に、ストレスの高い状態が続いていることのシグナルがあらわれていそうとおもう。調子のいい時期がおもえば半年以上つづいたようで、そろそろ悪い時期がくるというのも自然なこととおもう。

なにげない暗さがあって、それが過労によるものじゃないかとパートナーはそれとなく感づいていたようす。そう伝えてもらって、たしかにそうかもしれないと納得するところはある。音楽をきいてよくわからなかったら、休む練習をしばらく忘れていたということをリマインドされているみたいだ。