この土曜日の午後には自治体の夏祭りがある。ソフトボール大会の打ち上げのときにきいたそれの当日に、それとなく手伝いにいった。
前の週末が猛暑だったのから一転して、この週の後半から雨は降りっぱなしで、気温もずいぶん下がった。この日も雨だから、屋内開催することと決まれば、野外ステージを設営する大仕事はなくなって、外に調理用のテントを張るくらいで午前中の会場設営は済んだ。
午後のはやめに再集合して、女性たちはやきそばをひたすら作って、男性たちは焼き鳥をひたすら焼いた。煙が目に染みて、塩コショウがいくつもくしゃみを誘った。消防のひとがやってきて、消化器と水道の準備をみせた。郵便配達のバイクのひとが寄って、夜も仕事があってこられないから先に焼き鳥くださいというのに、包んで持ち帰ってもらった。
お祭りがはじまったら、一回百円のくじ引きと、一回二百円のラダーボールに子どもたちを興じさせた。未就学の子から中学生まで、近所の子たちがおおいに賑やかしていった。ビンゴ大会をやりましょうといって子どもたちの気がそちらに惹きつけられているあいだに、フランクフルトを二本いただいた。
やきそばも焼き鳥もあらかた売り切れてしまって、六時にはおひらきです。打ち上げといってスーパーのお惣菜がたくさん並んだ。
Sさんの家族バンドがほんとうだったら野外ステージでやるはずだった演奏をみせてくれます。音楽の仕事をしたくて、全国チェーンの楽器屋さんではたらくために高卒では足りないから、専門学校で音楽の勉強をしている。家族はもともと楽器はできないのだけど、娘の興味に誘われていっしょに演奏している。そういうバンドだとSさんはおっしゃっていた。インターネットでコード譜を出して、アコギとカホンの生演奏でカラオケを何曲かするのに混ぜてもらう。
ビールはコップにひとつだけいただいて、あとはペプシコーラを飲んでいた。おおくのお惣菜はあまってしまって、たのむから誰か持って帰ってくださいというのをたくさんいただいて帰った。帰るころの雨がこの日いちばんの強さで降っているのをみれば、昼間にこれほど降らなかったのがラッキーなお祭りの日だった。